花組という組。
前回の続きで金色の砂漠レポかと思いきや、残念でした。ただの思った事を書き綴るだけの記事です。
ちょっとコンサバについて話すには、まず私の抱いている花組像を書いた方がいいのかなと思い、書くことに。
まず、1番の私の贔屓は柚香光様です。
好きになったきっかけは音校卒業式の際の写真をツイッターで見かけ、この素晴らしく美人な方はどなた?!と思ったのがきっかけです。
私はファンレターを書いたこともなければ会にも入っていません。
なので応援しているというのは気持ちの面で、が大きいです。
お姉様もといおばさま方のように使える時間も金も限りがあります。
席種は毎回S席1階を取るようにしていますが、観れる公演数やお茶会でのグッズ購入、入り出待ちが出来るわけでもなく、何か貢物があるわけでもないので、まあ当たり前ですが優っている要素がありません。
家が格別お金持ちな訳でもないですし。
まあ私情はともかく、柚香光様が好きです。
カリスタでナポレオンという出番こそ少なかられ重要な役を賜り、新源氏で六条御息所/柏木を好演しメロディアで3番手としての地位を確立し、ミーマイではジャッキー/パーチェスターの二役をこなし(歌はちょっと残念でしたが…)雪華抄では3番手として衣装も豪華に出番も多く待遇良くしてもらい金色の砂漠では役所こそマジかこいつ…という役ですが学年にしては良い役をもらい、毎公演成長していく姿を見てとても嬉しいです。
超豊作といわれる95期の中でも超路線に乗り、男役では礼真琴さんに続き大出世しております。
と、ひとしきり語ったところで。
私は花組が大好きです!!!
勿論柚香さんが居るから、という事もありますが、安定しており、何やってもサマになるし何でもこなせる花組が大好きです。
ひとつに人材豊富!
トップスターの明日海りおさんは歌うま、というとちょっと違うかなあと思いますが、独特の癒し感があり公演毎のムラが少ない安定性のある歌声。
男役としては小柄ですが、眉目秀麗な容姿に全世界を虜にできるであろうチャーミングな笑顔、くるくる変わる表情。
ダンスは並といいますか、柚香さんや蘭乃さんのようにダンサー気質ではありませんが、オーラがあるのでとても惹きつけられます。
元月組だからか芝居心もあり、役の作り込み方が半端ないです。何がわかるの素人に、と思われるかもしれませんが一応芸事をやっているので(芝居には疎いですが)並々ならぬ努力をしている事は伝わります。
1人目のお嫁さん、蘭乃はなさんとはデュエットダンスや心の繋がりで魅せ、
2人目のお嫁さん、花乃まりあさんとは最初こそチグハグしていたものの(いつか書きます)今ではすっかり亭主関白(笑)だけれど素敵な夫婦となり、
3人目のお嫁さん予定の、仙名彩世さんとはきっと息のあったお芝居や歌声で魅せてくれるのでしょう。
そして2番手男役さんの芹香斗亜さん。
今回のコンサバでイメージがガラリと変わりました。
あまり特筆する何かがあるわけでもないのになぜ2番手なのだろうと思った時期もありました。勿論2番手は次期トップ候補でもありますが、トップスターさんを支え補う大事なポジションです。みんながみんな華のある方ばかりでは成り立ちません。
それを再認識させてくれました。
ストーリーテラーとして時には情景に溶け込み時には語り。
私は悪役が出来る人が好きなので、こんなジェラルド(ミーマイ)の似合うほわんっとしてる方でいいのかと思っていましたが、ほわんとしてるだけでは宝塚ではカネコネがあろうが生き残れない。何か表に出にくい面でのものがあるのでしょう。
他の男役さんも優れた方ばかり居ます。
鳳月杏さんはメイクで印象がガラッと変わり芝居心もあるので何にでも成れる素敵な方だと思います。スターさんではありますが今後も番手はつかないでしょうし路線としては少しキツイかなあという印象。今の花組には欠かせない存在です。でも正直に言うと面食いだからかあまり好きにはなれません。いずれ専科に行きそうかなあ…
瀬戸かずやさんは最近は叔父やらお父さん系の年上の役が多い、ダンディズムのある男役さんです。特に好きでも嫌いでもありませんが、花男だなあとおもいます。
水美舞斗さんは柚香さんと同期の方。
筋肉筋肉と騒がれますが、男役さんはそれくらいがっしりしてる方が私は好きです。
成績もいいし容姿も努力してる姿勢もいいのにあまり良い役をもらえてないと仰る方が沢山います。柚香さんが華があるばかりに、と。
若手というかプチ中堅ペアで仲も良く劇団は重宝しているのでしょうが、今のままではトップになれる可能性はあまりないかと。低いとは言いません。時と場合による運が巡ればなれる方だとおもいます。その時が来たらなれる体勢は絶対整うでしょうし。
もう少し何か抜きん出るものがあればなあとおもいます。
組み替えはきっとしばらくしないでしょうししない方が得策ですが。チャンスが巡ってくればいいな、と思います。
高翔みず希さんは組長さん。組子のことをしっかり見守ってくれて、お芝居では成熟した男役さんならではの役をこなされています。個人的には最近細いのが気になりますが舞台挨拶などでもとても良い人柄が伺えます。
綺城ひか理さんは新人公演学年の中では期待されている方。
花組は上が逸材揃いだからか、あまり下が育っていないというか、実年齢が(おそらく)若い子が多く、人間性に厚みがまだ足りない方が多い印象があります。
まあ男役10年と言いますしね。まだ成長段階ですので。きっといつかはトップになるだろうなあと思います。
あまり気にして見たことはありませんが、表情のバリエーションが増えたりコミカルな役どころも出来るようになればいいなあと思います。
優波慧さんは例の96期の方。
成績も実力もある方と伺っていますが、いかんせん顔立ちが好みではないからか、また例の件で色眼鏡をかけてみているからか。
うーん、好きにはなれないです。勿論優しいだけでは生き抜けませんが高慢というか性根が顔に出てる所が。結局は顔かって笑
次に娘役さんも。
一気に書いちゃいますよ!
トップ娘役の花乃まりあさん。
この方も96期ですが、今はとても好印象です。宝塚幻想曲の際みりおさんがむすぅっとしており噛み合っていませんでした。実際にその旨発言もされていますし事実でしょう。
でもミーマイ辺りからぶつかりあいお互いを見つめ合い、良いコンビとなったなあと思います。ひとえに花乃さんの努力めげない心の賜物でしょう。
細すぎて心配ですし、エリザのエトワールでは歌声もげんなりした事もありますが、本当に努力されたのだなあと思います。
もう一作くらい、と思いますが幸せを噛み締めたまま卒業できる、本人には良い時期なのかなと思います。
次期トップ娘役の仙名彩世さん。私の大好きなお方です。
並々ならぬ努力を重ねられ、ヒロイン向きではないとトップ向きではないと思われる方もいらっしゃいましたが、ダンス娘役力などを批判される方は誰1人いませんでした。
歌声は少し高音が独特のキンとした声でしたが前述の通り柔らかく抑え気味に変えられました。今まで音校も含め8.9年自分の歌声と付き合って来てそれを変えるとなると、癖もあるでしょうしとても難しいのに変えて来ました。これも努力の結晶でしょう。
顔立ちは変えるに変えられませんが、ポーズなどをじっくり研究なさってるからか、舞台で見るときは特に何も感じません。
スチールになると顎はやはり目立つので、メイクのベースカラーをもう少し変えたり塗り方を変えるとかあったら更に良くなるかなあと。
遅くまで稽古に残りヘアアレンジも気を使い、今作は周囲との調和を心がけているのか優しく演じられていました。
確かに学年は上ですし実力はありますが、あるゆえに、ヒロインにするのは惜しいと私も思います。
ですが、宝塚が好きで入学入団し、今のポジションまで上り詰めた彼女。
専科で活躍されるのも素敵ですが、娘1として輝き添い遂げ退団をする姿も見たいですし本人も一度は夢見たでしょう。
退団後も娘役トップであれば、仕事も入るでしょう。きっと結婚してしまう気もしますが…。
あとは、宝塚史に名を残せる、これが1番かと。
大人な役どころも素敵ですが、寄り添いあう作品も是非観てみたいです。
きっと彼女の努力を間近で観てきて、安定して寄り添い合わせてくれる彼女とペアを組みたいと思ってくれたのでしょうみりおさん。
トップになることが必ずしも報われる道であるとは言えませんが、努力の結果として現れる良い事だとおもいます。
桜咲彩花さん。よく仙名さんと役替りやシンメトリーな役を演じていらっしゃる方です。
なんだかみりおさんと同時退団しそう。
城姫美伶さん。若手の中で最もヒロイン経験のある方ではないでしょうか?次期娘1かなあとも思いましたが、まだ未来ある若者ですものね。色々な役を経験し、きっとトップさんになる事でしょう。
顔がエラが目立つといいますか、メイクが下手なのか、舞台では美人があまり引き立っていないように思えます。
音くり寿さん。若手ながら主席入団(確か)で役付きもよい方です。
歌は、下手とはいいませんが巷で騒がれるほど上手いとも思いません。
身長が低く小柄なのがネック。まあ舞台では見つけやすいですが。
きっとトップになるでしょう。多分花以外で。
花野じゅりあさん。副組長さんです。
研16?なのに、麗しい容姿を保ってます。凄みのある美人さんです。中卒入学組でしょうか?最初は研7.8かなあと思っていました。まだまだ活躍してほしいですね。退団後きっと東宝系で重宝されそうです。
…と、主だった方はこんな感じでしょうか?
柚香光さんについてはまた後日。
で、それで、何がいいたいかというと、他の組に比べ、路線やスターの人材が厚いです。書いた方以外も芝居では大切な役所を務めていたり、素敵な方ばかりです。
男役さんは1.2.3番手が決まっており実力のあるスターさんも沢山、娘役は若手がよく育ち中堅さんは実力と娘役力が身についている人が多く、組的にも安定しています。
おそらく5組の中で1番人気の明日海りおさんを筆頭に花組子さんはヅカヲタ内外からも人気があります。
ダンスもキレがありピタッと揃う群舞やデュエットも誰が誰と組んでもハマるオールマイティ性を兼ね備えています。
芝居も上級生がしっかり脇を固め若手がチャレンジしやすい環境があります。
歌は正直未知数な部分が多いですがここの実力は抜きん出るうまさは少ないもののある方ばかりです。
ルックスは勿論みなさんお綺麗ですが、身長のバランスが花組は取れているような気がします。贔屓目でしょうか?
上記を踏まえ、私は、花組が1番安定している組だと思います。
そんな花組が、私は大好きです。
トップさんがいてこそ、しっかりした上級生さんがいてこそ、フレッシュな下級生がいてこそ、成り立っています。
花組、最高!!
雪華抄レポート、というか感想。
今日はマイ初日、今年初観劇で花組を観に行ってきた。
5列目という、会にも入ってない1公演1.2回しか行かない私がこんな席で観劇ができるのはきっと後にも先にもないかもしれない。
覚え書き程度にレポというか感想を。
個々のジェンヌさんの感想はまた後ほど。
「雪華抄」
チョンパという言葉が皆さんのレポに散乱していた。
今回の公演で初めて知り、どうやら音楽が始まると同時にパッと照明がつくからチョンパと言われるようになったという説明を見てどんなものかなあと見たけれど、予想とは違うチョンパであった。
舞台が暗くなり、どなたかの歌声が響きささっと皆さんが揃いパッと明るくなった。
じゃあどんなのを想像してたのかと言われると、言葉で表現するのは難しいのだけど。
☆1場プロローグ紅梅白梅
はこのような感じで始まり、なんとも豪華絢爛で宝塚だなあというようなキラキラした舞台であった。
衣装が銀橋にいる人は個々に衣装を与えられており、それ以外の人は色違いや同じ衣装であった。さすがにみんなに違うのは無理か。
既製品ではなく手作りだし。
☆2場花椿
松本悠里さんの1人舞に影ソロで音くり寿ちゃんの歌。
私には舞の心得というか、良し悪しが分からないが、この方も音校で学び昔は色々なジャンルを踊っていたのかとなぜか感慨深くなった。
影ソロは上手い上手いと事前に評価を知っていたからか、うーん普通じゃない?と思ってしまった。いや普通に上手いけれど。普通を越せない。まあ影ソロだしそんなものか。
大体体感なので違うかもしれないが5分ほど。専科だからこれくらいなのかな?
まあピシッと和物のレビューですよ、と印象つけるにはちょうどだなあと思ったけれど、遠くから見てるお客さんは、オペラないと何してるのか分からないしなあと。
まあ何はともあれ欠かせない場面だと思いました。
☆3場鷹と鷲
大好きな柚香光様と明日海りお様の張り合い?のシーン。
また細々と述べるかもしれませんがとりあえず。
その他の鳥として瀬戸さん水美さんが少し濃いめの衣装若手の方が薄めの衣装でした。
水美さんは成績もいいのに柚香さんがいるばかりにこうして同期なのに甘んじてるのかと思うと少し不憫だと思っていましたが、流石宝塚。気を抜かないし最大限にアピールをしにかかってきた。
ここのシーンの方々は皆さん踊りが上手い方が多い印象があり、和服なのにジャズベースのダンスを軽くならないように、でもキリッとした和物としての踊りを踊られていて感嘆しました。
まあ当たり前ですがみりおさんに柚香さまは負けてしまうわけです。一応。
いやあ、かっこよかった。。
表情で魅せるということを習得したのか、セリフもなくあまり動きが大きく見えない和物なのにシーンがしっかり伝わりました。
☆4場七夕幻想
桜咲彩花さんと鳳月杏さんが、七夕のカップルいいわねーと歌い(雑)、芹香斗亜さんと仙名彩世さんの織姫彦星カップルがキャッキャします(雑)。
仙名さん好きなのですが、今までネックというか歌は上手いけど、のケドの部分の高音の独特の少しキンキンした響きが無くなり、少し抑え気味にキキさんに寄り添うように歌われていました。
どなたかも言ってましたが、次期トップ娘役になるために、多分この学年で新公主演もやらずに主席とはいえなる事に、周囲の意見には流されないでしょうが、やはり今のままではダメと思ったのか、今まで積み重ねてきた歌い方を変えるという凄技を出してきて驚きました。
ちなみに衣装はキキララよりディズニーの七夕の方が近いです。
☆5場波の華
瀬戸かずやさんが男前!
歌い継ぎもあったり、レビューという感じが。
みりおさんはどんな衣装でもかっこいいですね。
特筆する感想はありませんので割愛します。
☆6場清姫綺譚
これ、なんと読むのでしょうか。。
このシーンは一度では理解しにくい流れでした。そもそも清姫を知らないのが原因かも知れませんが。
ですがみりおさんは美しいし柚香様は色っぽいというかオーラがなぜか妖艶に見えるし、お衣装も素敵なので見ていて楽しかったです。
☆7場フィナーレ桜花夢幻
まずは路線娘役さんと芹香さん柚香さまと悠里先生が。
柚香さまはしろきみちゃんとペアでした。いつかトップスターさんになった時、このペアとかあるのかなあなんて思ったり。
仙名さんの気配りが次期嫁感あって出来る人だなあとさらに感心。
もう盤石ですね花組。
というような感じです。
全体的に華やかでお衣装も素敵だし、再演してくれたらいいなあと思います。
雪華抄は「宝塚」独自の「レビュー」という文化が色濃く出てるものだと思います。
最近のレビューはミュージカル仕立てなものが多くて、勿論それも好きですが、せっかく他にないグループなのだから、と思っていたので好印象です。
初宝塚の人にもウケやすいかと。
飽きるシーンもなくあっという間に終わりました。
原田先生はミニせり好きなのかな?
上がって下がってを繰り返してた印象があります。
まあ私はせりも盆も特に気にしないので構いませんが。